★HANA邸【家中どこでも涼しい】
前回のサザエさん風予告タイトルを
最初から守らない気全開で行きたいと思います。
(それ予告の意味が無いよ)
じゃあ
仕方ないので、タグにだけちょっと反映させたいと思います。
(タグはそういう使いかたをするものではありません)
さて、
引き渡されたのが冬。
というわけで、
この家で初めての夏を迎えているわけですが、
『エアコン使わず、夏快適に!!』を考えて設計した成果をものごっそ実感中。
・各部屋に少なくとも窓二つ
・玄関にも網戸で開けておける仕様
・南側の大きい窓には軒を大分張り出した
大まかにこれらのことをしているので、
・家中風が吹き抜ける
・直射日光が家の中にほぼ入らない→温度上昇防げる
・湿気もこもらない
というエアコン要らずな生活です。
むしろ扇風機も使っていません。
あ、旦那さんのパソコンの熱暴走を避けるために局地的には使用しています。
ではそれぞれをご紹介いたしまーす
ではこちらー
我が家の玄関扉(内側から見た図)です。
ときどきHANA嫁をはさんだりしてくれちゃう可愛い奴☆
(嫁がすごい勢いで開ける→反動で戻った扉に勝手に挟まる、だけなので扉は無実である)
これ、
網戸してる状態です。
わかります?
うっかり開けっ放しかと思うくらいでしょう?
よーーーーく見るとアミアミが見えるかもしれません。
あれですね、きっと投網にかかる魚はこんな視界なんだと思います。(どんな例えか)
補足しておきますが、
HANA嫁は今のところこの網戸に捕獲されたことはありません。
そして
玄関出てすぐにも多少の軒が作ってありますので、
基本あまり直射日光はありません。
写真の奥はとても明るいのわかります?(*昼12時前に撮影)
多分
玄関が一番風通し良く涼しいヒンヤリの場所だと思います。
ちなみに
引き出している途中はこんな感じ。
中央に網戸のボックスがあるので、そこからロールを引き出す形です。
ロール式は初でした。
よく扉の形のまま内側にスパーンとするのは知ってましたけど。
ただ
玄関に網戸をつけたい場合、引き戸タイプしか選べない。
というのが条件でした。
(今は新しい玄関設備が出てて、そんなことはないのかもしれませんが)
でも、
引き戸玄関使いやすいですよ。
扉の向こうに誰かいてぶつかるのを気にせず、さっと開けられますしね。
ただ、
玄関扉開けた時の取っ手と、網戸を収納する灰色の枠が、
ちょーーっと干渉するので、それだけ悔しいかなぁ・・・
網戸を収納した状態で、玄関内側から取っ手を持ったまま引き戸を全開にすると、
確実に持った手が網戸枠とに挟まれます(笑)
枠自体を扉の開口部よりもう少し大きくしてくれたらいいんだけど・・・
そうすれば、扉開口部と網戸可動部分がバッチリフィットするんですけどね。
この挟まりを回避するために、
我が家では
外側からパッキンをかませ、
わざと全開放できないようにつっかえをしてもらってます。
当然その分開口部の幅は狭まるのですが、
怪我するよりはいいかな・・・と。
開口部が大きいに越したことはないのですが、
我が家はそれよりも玄関網戸をつけることを優先した、と。
(全国の網戸関係者さんわれわれに拍手をください←自分で言った)
まぁ、
大きい開口部は庭のデッキ←→リビング があるのでいいんですけどね。
いずれこんな仕様部分は設備の会社が改訂してくれるといいなぁ。
さて、話がそれました。
靴を脱いで直後の玄関ホール
変な高さの小窓、これも涼しさに関係しています。
部屋の中からみると・・・
段差をつけた和室の足元の障子なんです。
写真左から入った風は、障子を抜けて玄関ホールへ・・・
さわーーーっと。
ちなみにこの小窓は、
小さい子のアスレチック遊具にもなり、
赤ちゃんのいないいないばぁ大合戦にもなり、
たまに私大人が出入りしようとしてつっかえたりします。
(そこは自重して!)
そして
アクティブな使われ方を見越して、障子紙にみえる部分は樹脂プラスチック性です。
隙間の細い格子がいいと旦那さんが主張したので、
実はここもオリジナルオーダーして建具作ってもらったのでした。
では最後、軒についての写真
・・・ほほぅ、HANA嫁はカーテンのことを軒と呼んでいるんですね。
えぇと、
軒を撮影するとよくわからない構図になったので、
どのくらい日が差し込まなくて涼しいのかを考えたら、
こんな写真になりました。
窓の向こうにみえているのが庭にせり出したデッキです。
その
デッキの縁がガッツリ直射日光に当たっているのわかりますか?
でも家の中はこんな感じです。
風も通ってます。
デッキは丸々屋根付きみたいな具合です。
デッキの奥行きは大人がごろりと縦に寝ても余るくらい
その屋根になる部分のうち2/3くらいは、二階の無意味な巨大ベランダで、
残り1/3が軒な部分です。
洗濯物もふとんもデッキに干していますが、
ちゃんと日もあたるんですよ。
家の中に差し込まないだけで。
ちなみに、
窓をたくさんだとか、軒を大きくというのは、
全部旦那さんが、読んだ本からヒントを得ました。
その本というのは、
昔からの日本家屋のつくりを書いたものなんですね。
やっぱり
風土に合わせた知恵が、昔の家にはたくさん詰まっているので、
今設計段階の方は、ちょっと気にしてみると新しい発見があっていいかもしれませんよ。
昔の知恵でも、上手に今の生活に取り入れてくれる力が、
都田の設計スタッフ陣にはありますからね!
(すごいパス投げた!)
ちなみに
我が家の7月の玄関テーマは
『蓮』と両生類
〈両生類系はいつもいるヨ!)
下駄箱の上とホールのニッチ
来月はどうしようかなぁ。
これを考えるのも楽しいのです。
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